北浦和に学ぶ
小学校チームとしてサッカーが始まると、もともとサッカー経験の無い上野先生は、
当時の強豪「北浦和」の練習を盗みに日参する日が続きます。
最初は、校庭の木陰から、そのうちに面識も深まり指導のイロハを監督さんから学んだと伺っています。
今は、身体の成長途上にある子供のうちからのヘディングをそう多く練習しませんが、
OBいわく、当時の先生のヘディング練習は、子供に向かい2〜3メートル離れた至近距離から
思いっきり顔面めがけて投げ、一度でも目を瞑ろうものなら「あっ、今、目を瞑った、ハイもう一回」といった調子。
夏休みの練習を数日サボろうものなら、久しぶりに練習に出てきた団員をつかまえて残りの団員に対し
「あれ!あいつ誰か知っているか?」(先生は、家族旅行では無い、ただのサボりであることを知っていてのことです)
そんなガキ大将のような存在が、先生を中心にチームの結束力を強めていったのだろうと思います。