上野先生着任
上野先生は、昭和43年下落合小学校に新任教師として赴任。
うちの奥さんの話によれば、とにかく子供達とよく遊んでいたらしく、昼休みはもちろん授業中でも遊びの時間にしたり、
夏休みなどは数人の男子生徒と教室で寝泊りも。
あの時代であればこそ許されるのですが、他のクラスの児童には羨望の教師であったことは間違いなかったようです。
この時代の白黒テレビの青春物は、ラグビーかサッカーの部活を軸にした熱血教師の物語(夏木陽介や竜雷太)でしたし、
メキシコ五輪で日本が銅メダルを取った年でもあります。
ラグビーの経験はあってもサッカーについては未経験の上野先生が、サッカーに興味を示していったのも、
そういった時代背景と、浦和でなく与野で教職についたことが大きかったかもしれません。